Minecraft 座標変換補完 (mc-coordinate-completion)
この拡張機能は、Minecraftのコマンドやデータパックで使用されるターゲットセレクタ引数の座標形式を、スペース区切りの形式から x=,y=,z=
形式に簡単に変換するための補完機能を提供します。
機能
この拡張機能は以下の機能を提供します:
- 選択したテキスト内のターゲットセレクタ引数の座標パターンを検出し、Minecraft形式の座標に変換する候補を提示します
- コマンドを使用して、選択したテキストを直接変換することもできます
ターゲットセレクタ + 3つの数値を含むパターン
「@e[<数字a> <数字b> <数字c>]
」というパターンを「@e[x=<数字a>,y=<数字b>,z=<数字c>]
」に変換します。
例:
@a[39 29 10]
↓ 変換後
@a[x=39,y=29,z=10]
ターゲットセレクタ + 6つの数値を含むパターン
「@e[/fill <数字a> <数字b> <数字c> <数字d> <数字e> <数字f>]
」または「@e[<数字a> <数字b> <数字c> <数字d> <数字e> <数字f>]
」というパターンを「@e[x=<数字a>,y=<数字b>,z=<数字c>,dx=<数字d-数字a>,dy=<数字e-数字b>,dz=<数字f-数字c>]
」に変換します。
例:
@e[/fill 111 200 333 100 222 300]
↓ 変換後
@e[x=100,y=200,z=300,dx=11,dy=22,dz=33]
この形式は、Minecraftのエンティティ選択範囲指定に便利です。dxは終点のx座標から始点のx座標を引いた値になります。
これは、Minecraftの座標引数を使用する際に特に便利です。例えば:
- テレポートコマンド (
/tp
, /teleport
)
- エンティティの召喚 (
/summon
)
- ブロックの設置 (
/setblock
)
- 範囲指定 (
/fill
, /clone
)
- ターゲットセレクタの引数 (
@e[x=10,y=64,z=-30]
)
使用方法
補完機能を使用する
- テキストエディタで座標を含むテキストを選択します
- 自動的に変換候補が表示されます(テキストを貼り付けた場合も含む)
- 候補を選択すると、テキストが変換されます
コマンドを使用する
- テキストエディタで座標を含むテキストを選択します
- コマンドパレット(
Ctrl+Shift+P
または Cmd+Shift+P
)を開きます
- 「座標形式を変換」コマンドを実行します
サポートされているファイルタイプ
この拡張機能は以下のファイルタイプでのみ有効です:
注意事項
- 座標は整数または小数点を含む数値として認識されます
- 負の数値(例:
-10
)も正しく変換されます
- 選択したテキスト内に複数の座標パターンがある場合、すべてのパターンに対して変換候補が提示されます
- ターゲットセレクタ(
@e
、@a
、@p
、@r
、@s
)の後に続く座標のみが変換対象となります
- 6つの数値を含むパターンでは、dx, dy, dzが負の値にならないように座標が自動的に調整されます
リリースノート
0.0.1
- 初回リリース
- 座標変換補完機能の追加
- 座標変換コマンドの追加