MD Tasks
MarkdownファイルのTODOリスト(チェックボックス)をカンバンボード形式で表示・操作できるVSCode拡張機能です。

特徴
- Markdown標準記法を尊重: 素のMarkdownとしても可読性を維持
- 見出し階層をパスとして解釈: タスクのグルーピングに使用
- 双方向同期: エディタとボードがリアルタイムで同期
- ドラッグ&ドロップ: カード移動でステータスを変更
- VSCode標準のUndo/Redo対応: 安心して編集可能
インストール
マーケットプレイスから
VSCode拡張機能マーケットプレイスで「MD Tasks」を検索してインストール。
VSIXファイルから
- ReleasesからVSIXファイルをダウンロード
- VSCodeで
Ctrl+Shift+P → Extensions: Install from VSIX...
- ダウンロードしたVSIXファイルを選択
使い方
- Markdownファイルを開く
- エディタ右上のカンバンアイコンをクリック、または
Ctrl+Shift+P → Open Kanban Board
- カンバンボードが表示される
タスクの作成
各カラム下部の「+」ボタンからタスクを作成できます。
タスクの編集
タスクカードをクリックすると編集モーダルが開きます。
ステータスの変更
タスクカードをドラッグ&ドロップで別のカラムに移動すると、ステータスが変更されます。
Markdownの書式
基本的なタスク
- [ ] 未完了タスク
- [x] 完了タスク
見出しによるグルーピング
見出しの階層構造がタスクの「パス」になります。
# 仕事
## プロジェクトA
- [ ] APIの実装 <!-- パス: 仕事 / プロジェクトA -->
## プロジェクトB
- [ ] 要件定義 <!-- パス: 仕事 / プロジェクトB -->
# 個人
- [ ] 部屋の掃除 <!-- パス: 個人 -->
メタデータ(子要素)
タスクの子要素として key: value 形式でメタデータを記述できます。
- [ ] APIの実装
- status: in-progress
- priority: high
- due: 2025-01-15
設定
設定の優先順位
- フロントマター(ファイル固有)
- VSCode設定(ワークスペース or ユーザー)
- ビルトインデフォルト
フロントマター
ファイルの先頭にYAML形式で設定を記述できます。
---
kanban:
statuses:
- todo
- in-progress
- done
doneStatuses:
- done
defaultStatus: todo
defaultDoneStatus: done
---
VSCode設定
| 設定項目 |
説明 |
デフォルト |
mdTasks.statuses |
ステータス一覧(カラムの表示順) |
["todo", "in-progress", "done"] |
mdTasks.doneStatuses |
完了扱いとするステータス |
["done"] |
mdTasks.defaultStatus |
デフォルトステータス([ ] の時) |
"todo" |
mdTasks.defaultDoneStatus |
デフォルト完了ステータス([x] の時) |
"done" |
mdTasks.sortBy |
タスクのソート順 |
"markdown" |
mdTasks.syncCheckboxWithDone |
完了ステータス変更時にチェックボックスも連動 |
true |
ソート順オプション
markdown: ファイル内の出現順
priority: 優先度順
due: 期限順
alphabetical: アルファベット順
設定例
// .vscode/settings.json
{
"mdTasks.statuses": ["backlog", "todo", "in-progress", "review", "done"],
"mdTasks.doneStatuses": ["done"],
"mdTasks.sortBy": "priority"
}
ライセンス
MIT License - 詳細は LICENSE を参照してください。