給与計算 雇用保険料率チェッカー 令和8年度


給与計算の設定ファイルやソースに、令和7年度以前の雇用保険料率が残っていないかを1行ずつ調べる VS Code 拡張です。YAML・JSON・CSV・TypeScript・JavaScript・Python を読みます。
ツールの説明とブラウザ版: https://getreadystack.com/ja/tools/koyo-hoken-ryoritsu-lint-r8
何が変わったか (令和8年4月1日〜令和9年3月31日)
厚生労働省「令和8(2026)年度 雇用保険料率のご案内」の表そのままです。
| 事業の種類 |
労働者負担 |
事業主負担 |
雇用保険料率 |
令和7年度 |
| 一般の事業 |
5/1,000 |
8.5/1,000 |
13.5/1,000 |
14.5/1,000 (労働者5.5/1,000) |
| 農林水産・清酒製造の事業 |
6/1,000 |
9.5/1,000 |
15.5/1,000 |
16.5/1,000 (労働者6.5/1,000) |
| 建設の事業 |
6/1,000 |
10.5/1,000 |
16.5/1,000 |
17.5/1,000 (労働者6.5/1,000) |
雇用保険二事業の率 (事業主のみ) は 3.5/1,000 のまま、建設の事業は 4.5/1,000 のままです。令和5・6年度は一般の事業 15.5/1,000 (労働者6/1,000) でした。
6つのルール
- ei-rate-stale-general — 一般の事業で令和7年度・令和5〜6年度の率 (14.5・5.5・9・15.5・6・9.5 /1,000) が現行値として書かれている行。
- ei-rate-stale-agri — 農林水産・清酒製造の事業で旧率 (16.5・6.5・10・17.5・7・10.5 /1,000)。
- ei-rate-stale-construction — 建設の事業で旧率 (17.5・6.5・11・18.5・7・11.5 /1,000)。
- ei-over64-exemption — 64歳以上の保険料免除ロジック。免除は令和2年3月分で終わり、令和2年4月以降は64歳以上も徴収します。
- ei-rounding-half — 労働者負担額の端数処理に Math.round や round を使っている行。賃金から控除する場合は50銭以下切り捨て・50銭超切り上げです。
- ei-hours-threshold-2028 — 週20時間の加入要件をハードコードした行 (情報)。2028年10月1日から週10時間以上に変わります。
料率は 0.0055・5.5/1000・5.5/1,000・1000分の5.5・5.5‰・0.55% のどの書き方でも読みます。業種は construction: や 建設 のような見出しから引き継ぎます。
履歴テーブルは対象外
給与システムは過去の率を適用開始日付きで持つのが普通です。同じ行か直前2行に 2026-04-01 より前の日付 (from: "2025-04-01" など) や「令和7年度」と書かれていれば、その行は過去分として扱い、指摘しません。単純な文字列検索では、この履歴行と現行行の区別がつきません。
例
koyo_hoken:
general:
employee: 0.0055 # ← ei-rate-stale-general: 令和8年度は 5/1,000
月給¥300,000 の人なら労働者負担は ¥1,650 から ¥1,500 に下がります。1人あたり月¥150、100人・4〜9月分の6か月で ¥90,000 を控除しすぎた計算になり、差額の返金と再計算が必要です。
使い方
目安
給与計算の外部委託は、従業員30〜100名で月¥50,000〜¥150,000 が相場とされています (給与計算アウトソーシング各社の比較記事による)。
出典
ライセンス
LICENSE.txt を参照してください。