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kongyo記法

kongyo記法

Kongyo2

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事前の言い訳を構文で落とす。予測を書いた瞬間に判定可能性を検査し、確定した行を書き換え不能にするリアルタイム記述拘束。
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Launch VS Code Quick Open (Ctrl+P), paste the following command, and press enter.
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kongyo記法 — VS Code 拡張

事前の言い訳を、構文で落とす。

書いた瞬間に判定不能な文を却下し、確定した予測を書き換え不能にする。事後に要求するのは記号一つ(○ × -)の記入だけで、外れた理由の説明も、更新も、後悔も要求しない。事後の解釈はこの拡張の管轄外である。


何をするか

層 拘束
打鍵ごと 七つの必須項の欠落、相対表現の期日、語で書かれた確率、選言、連言、禁止語彙、自判、態度だけの処置、どの項にも属さない語を、その場で却下する
鋳造ウィザード 一項ずつ訊く。各項は一文字打つたびに検査され、通らない値では次へ進めない
確定 却下が一件でも残っていれば確定できない。確定すると [YYYY-MM-DD] の刻印と → が付く
保存後 刻印のある行は本文を書き換えられない。編集は即座に差し戻される。許されるのは末尾記号の置換だけ
解除 拘束は外せる。外すと台帳に記録が一行増える。罰は無い。回数が残るだけである
判定待ち エクスプローラの「kongyo 判定待ち」に期日到来が並ぶ。バッジが件数、その場で ○ × - を押せる。起動時に期日到来を一度だけ知らせる
集計 × の絶対数、- の絶対数、[易] を除いたブライアスコア。○ の数は集計しない

○ の数を出さないのは、集計した瞬間に当たりやすい予測ばかりが選抜されるからで、この拡張の内部にも「当たりの件数」を返す関数は存在しない。


記法

必須項

判定文は七項をすべて持つ。一つでも空なら、それは予測ではない。

記号 項 内容
D 期日 判定が返る日時。相対表現不可
S 対象 何について言うか。集計の水準を明示(個体/集団/件数)
O 観測量 判定時に読む値。操作的定義であること
C 条件 O が満たすべき閾値または状態
J 判定者 O を読む主体または手続き
p 確率 0.00–1.00 の数値
R 処置 外れたときに何を書き換えるか

五型

型 名 構文 必須項
P1 期日型 D までに、S の O が C になる D S O C J p R
P2 事象型 T が起きたとき、S の O が C になる T D S O C J p R
P3 継続型 D まで、S の O は C を保つ D S O C J p R
P4 比較型 D 時点で、S₁ の O は S₂ より大/小 D S₁ S₂ O 比較 J p R
P5 不発型 D までに、E は起きない D E J p R

P4 と P5 は最も安い。 閾値の議論が要らず、J の裁量が入りにくい。記法に不慣れなうちは、この二型だけで運用してよい。

選言は文法に存在しない。 「A または B になる」は非文であり、二行に分割して各々に p を振る。分割の修正を適用すると、両方の行の p は空になる。前の確率を持ち越すのは、分割していないのと同じだからである。

一行の形

[2026-08-04] P1 p=0.35 D=2026-09-30 S=PR#412 O=mergedフラグ C=true J=GitHub API R=外れたら、レビュー所要日数の見積もりを+2日側へ改訂  →
  • 先頭の [YYYY-MM-DD] は記述日の刻印。台帳に確定した印であり、保存後は封になる
  • [易] は p ≥ 0.90 / p ≤ 0.10 の標示。付け忘れても集計からは除外される(標示の有無で抜け道を作らない)
  • 末尾の → を、判定日に ○ × -(判定不能)へ置換する。追記ではなく置換なのはここだけ
  • # で始まる行はコメント。拘束の解除などの記録もここに残る

全角で書いても読む(D=2026-09-30 は D=2026-09-30 と同じ)。ただし正規形は半角で、確定時に半角へ揃う。

静的検査

規則 内容 不合格時
C1 前後性 記述時刻 < D。D は絶対日付のみ 却下
C2 外部判定 J が自分なら、裁量の入らない判定手順を J 欄に固定する 却下
C3 反証形 「この予測が外れた世界」を一文で書けること。C は数値・比較・状態のいずれかを含む 却下
C4 単一観測 O はただ一つ 分割して複数行に
C5 数値確率 p は数値のみ 却下
C6 例外閉包 「ただし」節は各々に判定可能な観測を持つ。事後追加は不可 却下
C7 停止条件 R が具体的な書き換え対象と方向を指す 却下
C8 難度標示 p ≥ 0.90 / p ≤ 0.10 は [易] 集計の主成分から除外

C3 は機械化されている。拡張は各行から「外れた世界」の一文を生成し、生成できない行を却下する。生成された文はホバーで読める。

塞がる八つの経路

言い訳の型 例 閉じる規則
幅寄せ 「たぶん通る」 C5
両張り 「AかBになる」 文法(選言なし)
無期限 「いずれそうなる」 必須項 D
逃げ道 「ただし状況が変わらなければ」 C6
自判 「うまくいったかは自分が判断する」 C2
定義ずらし 「成功する」 C4 + 操作的定義
本質化 「本質的にそういう構造だ」 C3・C7
易問偏重 当たる予測ばかり書く C8

塞がらないのは事後の語りだけで、それは設計上、放置する。


使い方

発火する場面

判定が数日〜数月で返る場面(送信前・開始前・会う前)。

  1. Ctrl+Alt+K(macOS は Cmd+Alt+K)で鋳造する。 気分の一文を選択したまま押すと、それを種にウィザードが開く。一項ずつ訊かれ、通らない値では次へ進めない
  2. 書けなければ Ctrl+Alt+I で未形式化在庫へ落とす。 原文のまま残る。在庫を減らすことは目標ではない
  3. 週一で末尾記号を置換する。 期日が来た行には CodeLens で ○ × - が並ぶ。エクスプローラの「kongyo 判定待ち」からも、その場で押せる。理由は書かない
  4. 月一で集計を見る。 ステータスバーの ×n -n B=0.xxx をクリックする。集計には期日到来の一覧も並ぶ

初めてなら、コマンドパレットの「はじめに: ウォークスルーを開く」から kongyo記法 を選ぶと、五歩で一巡できる。

直接書く

.kongyo ファイル、または Markdown 中の ```kongyo フェンス(```kgy も可)の中で、P1 と打って補完を受ける。七項の骨格が入り、欠けている項は行末に ⟨欠落 D・R⟩ と出る。型と項のあいだに置いた語はどの項にも属さず、確定でも整形でも保存されないため、その場で却下される(G-STRAY)。却下が消えたら CodeLens の「確定して台帳へ」を押す(Ctrl+Alt+Enter)。

アウトライン(パンくず)には各行が 記号 型 対象 の形で並ぶ。アウトラインがそのまま判定待ちの一覧になる。

確定と拘束

確定は刻印を打ち、保存した時点で封になる。以後、その行の本文は書き換えられない。編集しようとすると差し戻され、通知に「拘束を一時解除する」が出る。解除すると台帳に一行残る。

# kongyo-note at=2026-08-04T14:22 kind=解除 ref="[2026-08-01] P1 p=0.35 …" detail="行=12"

末尾記号の置換は常に許される。判定済みの記号をさらに書き換えるのも許すが、判定書換 として記録される。破ったことは罰しない。破った回数を数えるだけである。


コマンド

コマンド 既定のキー 内容
kongyo.cast Ctrl+Alt+K 予測を鋳造する(ウィザード)
kongyo.commitLine Ctrl+Alt+Enter 現在行を確定して台帳へ追記
kongyo.toInventory Ctrl+Alt+I 未形式化在庫へ落とす
kongyo.judge 判定日が来た予測を、無くなるまで続けて判定する
kongyo.tally 集計を表示する
kongyo.openLedger 台帳を開く
kongyo.openInventory 未形式化在庫を開く
kongyo.unlockLine この行の拘束を一時解除する
kongyo.showRules 記法の規則を表示する

「kongyo 判定待ち」ビュー(エクスプローラ)は、台帳に未判定の行があるワークスペースにだけ現れる。行を選べば台帳の該当行へ跳び、期日到来の行では ○ × - がインラインに並ぶ。

設定

設定 既定 内容
kongyo.ledger.path kongyo/予測台帳.kongyo 台帳の位置
kongyo.inventory.path kongyo/未形式化在庫.md 在庫の位置
kongyo.ledger.guard revert 確定行への編集の扱い(revert / warn / off)
kongyo.diagnostics.delay 60 打鍵から検査までの遅延(ms)。0 で完全にリアルタイム
kongyo.markdown.enable true Markdown の kongyo フェンスも検査する
kongyo.vocabulary.enforcement oc 禁止語彙の適用範囲(oc / all)
kongyo.vocabulary.additional [] 禁止語彙の追加
kongyo.checks.c2.* [] 自判/裁量/判定手順とみなす語の追加
kongyo.checks.c7.rewriteVerbs [] 書き換え動詞の追加
kongyo.checks.c7.requireRewriteVerb true R に書き換え動詞を必須にする
kongyo.checks.c3.requireDefiniteCondition true C に閾値・状態を必須にする
kongyo.checks.c8.autoInsertEasyMarker true 確定時に [易] を自動で付す
kongyo.decorations.enable true 禁止語彙に打ち消し線
kongyo.inlayHints.enable true 行末に欠落項
kongyo.codeLens.enable true 確定・判定の CodeLens
kongyo.statusBar.enable true ステータスバーの集計
kongyo.notifications.due true 起動時に期日到来を通知

既定の語彙は設定から足せるが、消せない。消せる拘束は拘束ではない。


健全性と不完全性

  • 健全:この記法を通った文は判定可能である
  • 不完全:判定可能な思考のすべてがこの記法を通るわけではない

通らなかったものは捨てず、未形式化在庫 に原文のまま落とす。在庫の増加率は、自分の中で終わらない文がどれだけ走っているかの実測値になる。集計画面に「直近30日」として出る。

この拡張が縛るのは事前だけである。外れた予測の前で何を思うかは、拘束の外にある。


開発

npm install
npm run build      # esbuild で dist/extension.js(CJS)へ束ねる
npm run watch      # 変更を監視
npm run gate       # 全ゲート
npm run package    # .vsix を作る

F5 で拡張ホストが起動する。

構成

層 場所 依存
記法そのもの src/core/ VS Code に依存しない。単体テストはここだけを見る
エディタとの接続 src/extension/ vscode
入口 src/extension.ts

型は TypeScript 7 の最大強度で検査する(strict に加えて noUncheckedIndexedAccess exactOptionalPropertyTypes isolatedDeclarations erasableSyntaxOnly verbatimModuleSyntax ほか)。ゲートは以下を順に通す。

段 見るもの
format:check Prettier
lint:strict oxlint(警告も落とす)
typecheck:ci 型(キャッシュ無し、依存の .d.ts も掃く)
typecheck:test:ci テスト・スクリプトの型(同上)
check:decl isolatedDeclarations。輸出の型が当該ファイル単独で確定するか
lint:types 型を使う lint(no-floating-promises ほか)
test 単体テスト
probe 束ねた dist/extension.js を Node が実際に読み、activate が登録し切るか。 tsc が通ることは、束ねた JS が動くことを意味しない

CI とリリース

  • CI(.github/workflows/ci.yml):push / PR ごとに上の全ゲートを走らせ、.vsix をパッケージして成果物に残す
  • リリース(.github/workflows/release.yml):vX.Y.Z のタグを押すと、タグと package.json の版の一致を検めてから全ゲートを通し、CHANGELOG の当該版の節をノートとして GitHub Release に .vsix を添付する
git tag v0.2.0 && git push origin v0.2.0   # リリースの手順はこれだけ

ライセンス

MIT

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